このようなお悩みや症状はございませんか?
このような症状やお悩みがある方は当院にご相談ください。
急性喉頭蓋炎(きゅうせいこうとうがいえん)とは、主に気管の入り口にある喉頭蓋とよばれるところが細菌感染によって炎症を起こして腫れる病気です。
喉頭蓋は食物が気管に入り込むことがないように気道をふさぎ、食物が正しく食道へ流れるように誘導する役割を担っています。急性喉頭蓋炎は、強いのどの痛みと時に危険な呼吸困難を引き起こし命に関わることもあるため、早急に治療を行うことが大切です。
初期症状としては発熱やのどの痛み、ものの飲み込みにくさなどがあります。
進行すると、嚥下時痛(飲み込むときの痛み)が強くなり、飲食だけではなく、唾液を飲みこむことができないほどの痛みを訴えます。喉頭蓋の腫れが強くなると、こもった声となり、呼吸も苦しくなります(呼吸困難)。
急性喉頭蓋炎は主にインフルエンザ菌などの細菌感染が原因です。そのほかの原因として自己免疫性疾患、糖尿病、喫煙などが背景に隠れていることがあります。
急性喉頭蓋炎は、進行すると窒息して命に関わる状態に陥る可能性のある病気です。そのため診察を受けた段階では軽症であっても、重症化する可能性があるため入院での治療が基本になります。そのうえで、抗菌薬や副腎皮質ステロイドを用いた点滴を行います。喉頭蓋の腫脹がひどく窒息のリスクが高い場合には、気管切開術とよばれる外科的気道確保が必要になる場合があります。
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